増やせ看護師!!
福岡県ナースウェーブの会

ふやせ看護師!!「福岡県ナースウエーブの会」総会 一周年記念                                      

                                   会長 甲斐 国弘  
 
私達は、2006年11月11日、福岡県内で働く看護師が呼びかけ人となり、看護師の大幅増員を求める ふやせ看護師!!「福岡県ナースウエーブの会」(略称ナースウエーブの会)を結成しました。ナースウェーブとは1989年、今から19年前にひどい夜勤体制・休みなしの勤務・長時間労働・増える過重労働に日本全国の看護師が一斉に不満を訴え立ち上がりました。これが最初のナースウェーブです。この運動がきっかけとなり、看護婦確保法ができ、看護婦需給見通しの制定と看護師の待遇改善へ向かいました。この会が新たなナースウェーブとなり、全国に広がるきっかけとなる様に「福岡県ナースウェーブの会」と名づけられました。
 この1年私たちは、県下7万人の看護師にこの会の結成を伝え、「看護師ふやせ」の運動を大きく広げるために、「現状を変えるには、一人ひとりが声を上げていくこと」、このことを訴えて来ました。 新聞などでも報じられているように、医師不足につづき、看護配置基準7対1をきっかけに全国の病院間で看護師の獲得競争が激化し、都市部の大病院に看護師集中する一方で、地域の中小病院では看護師不足が深刻な問題となり、地方病院は、新卒看護師が確保できず、病棟閉鎖においこまれ、地域医療が看護師不足で立ち行かなくなることが懸念されています。 政府の低医療費政策の矛盾が医療崩壊なって現れているのです。その被害は、少ない人数の過酷な看護労働を通して、患者さんに及んでいます。先進諸国並みに看護師が増員できる制度の改善なしに、安全・安心の医療を提供することが出来るでしょうか。各医療現場からの過酷な状況が病院訪問で報告され、わたしたちは、自ら声を出し、自分たちだけの問題ではないということを確認し合い、現状を変えるには医師・看護師を増やすしかないのだという共通認識にたつことができました。
 
いま全国で、「医師・看護師が足りない」「産科、小児科がなくなった」「お年寄りが入院できるベッドがない」など、地域医療の崩壊が進行しています。高額な患者窓口負担、国保料滞納者からの保険証の取り上げなどにより、医療や介護が受けられない事態も起きています。政府による医療費抑制策は、患者・国民負担の増大と医師・看護師等の医療を担う人材不足を深刻化し、地域住民の命と健康を脅かすものとなっています。こうした「医療難民」「介護難民」「医療崩壊」という危機的状況を打開するために、いまこそ医療費総枠拡大と医師・看護師等を増やし安全・安心の医療を確立する対策が求められます。
 そこで今後の活動は、医師の増員も一緒に行い、医療介護すべての医療現場が力を合わせ、安全・安心の医療を実現する国民的な運動にいて行かなくてはいけません。

 新たなナースウエーブを起こして行く為に、

 ふやせ医師・看護師!!「福岡県ナースウェーブの会」
  今後とも皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

福岡から九州沖縄へ ふやせ医師・看護師!!
地域医療を守るシンポジウム

2008年1月19日(土) 13:00〜17:00
博多市民センター 大ホール

 
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